高校生4選手が世界へ挑戦 INSO2026結団式
03 Aug 2026
INSO2026サウジアラビア大会に出場する日本代表選手団 (左から)灘高等学校3年・長田知樹(ながた ともき)さん、私立麻布高等学校3年・本田弘徽(ほんだ こうき)さん、攻玉社中学校・高等学校2年・入山哉太(いりやま かなた)さん、広島大学附属高等学校2年・霜崎洸我(しもさき こうが)さん
第3回国際原子力科学オリンピック(INSO2026)サウジアラビア大会に出場する日本代表選手団の結団式・壮行会が7月31日、東京大学で開催された。代表に選ばれた高校生4人に任命状が手渡され、選手団は8月1日に開催地のサウジアラビア・ジェッダへ向けて出発した。
INSOは、IAEAが原子力科学教育の推進を目的に創設した国際大会。アジア太平洋地域の20歳未満の学生が参加する。
式では、INSO日本代表選手団出場支援委員会委員長の飯本武志先生(東京大学アイソトープ総合センター教授)が大会趣旨を説明。選手団リーダーの角山雄一先生(京都大学環境安全保健機構放射線管理部門准教授)は前回のマレーシア大会の活動成果を、佐藤大樹先生(日本原子力研究開発機構)は代表選手らの大会出場に向けた準備の様子などを報告した。その後、出場する4選手へ任命状が授与された。
また、来賓として文部科学省、外務省、千代田テクノル、長瀬ランダウア、関西電力の関係者らが出席し、選手を激励。文部科学省の有林浩二課長(研究開発局原子力課)は、INSOで出題される問題の難易度の高さに触れ、選手らの挑戦を称えた。また、将来的な月面での原子力利用にも言及し、原子力科学の活躍の場が今後さらに広がっていくとの展望を示した。外務省の田中健一郎室長(軍縮不拡散・科学部国際原子力協力室)も、原子力の脱炭素への貢献や、医療・農業分野における放射線利用に触れ、原子力科学への世界的な関心の高まりを強調した。
最後に、選手らは一人ひとり大会への抱負を述べ、「4人で金メダルを獲得して帰ってきたい」「世界中の参加者と交流し、新しい知見を得たい」「大会期間中に誕生日を迎えるので、多くの友人をつくりたい」「小学生の頃から興味を持っていた分野で、日本代表として出場できることをうれしく思う」など、それぞれ世界大会への決意を語った。
INSO2026は8月2~9日、サウジアラビア・ジェッダで開催され、各国・地域から集まる学生が原子力科学に関する知識や課題解決能力を競う。大会結果は、INSOポータルサイトで随時紹介される予定。




