中国で白龍2号機が着工 田湾7号機が初臨界を達成
02 Oct 2026
中国の広西チワン族自治区で9月27日、国家電力投資集団(SPIC)の白龍(Bailong)原子力発電所第1期プロジェクト2号機(PWR=CAP1000、125.0万kWe)が着工した。
同1-2号機では、米ウェスチングハウス社製AP1000の中国版標準炉モデルであるCAP1000を採用。両機の稼働による年間発電電力量は約200億kWhを見込む。後続のプロジェクトでは「国和一号」(PWR=CAP1400, 153.0万kWe)を採用した4基の建設が計画されており、同発電所全体で計6基、合計設備容量は862.0万kWeとなる。投資総額は約1,200億元(約2.8兆円)。1号機は2025年12月に原子炉建屋基礎へのコンクリート打設を完了し、現在は建設・据付段階に入っている。運転開始は2030年を予定している。同サイトは、ベトナム国境から約24km、中国広核集団(CGN)の防城港原子力発電所から南西へ約30kmに位置する。
一方、江蘇省連雲港市では9月28日、中国核工業集団(CNNC)の田湾(Tianwan)発電所7号機(ロシア製PWR=VVER-1200, 127.4万kWe)が初臨界を達成した。同発電所のⅣ期工事として2021年5月に着工し、8月12日に燃料装荷を開始した。今後、同機の原子炉設備について、さまざまな出力レベルで試験を実施する予定。同型の8号機は2022年2月に着工しており、7号機と8号機はそれぞれ2026年と2027年に営業運転開始を予定している。
原子炉建設における中国とロシアの協力は20年以上に及ぶ。田湾発電所では、100万kW級VVER(VVER-1000)を採用した1-2号機が2007年から稼働中。Ⅱ期工事として建設した3-4号機(各110万kWのVVER-1000)も、2018年に営業運転を開始した。III期工事の5-6号機については、CNNCはフランスのPWR技術をベースに独自開発した第3世代の110万kW級PWR=CNP-1000を採用。両炉はそれぞれ、2020年9月と2021年6月に営業運転を開始している。同1~6号機の累積発電電力量は5,000億kWhを超えており、全基が稼働すれば、年間発電電力量700億kWh超が見込まれている。





