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南アフリカ SMR導入へ向けパートナーを模索

21 Apr 2026

桜井久子

1965年稼動開始の研究炉SAFARI 1。医療・産業用アイソトープを生産。 © Necsa/ X

南アフリカ原子力公社(Necsa)は331日、南アフリカにおける多目的用途の小型モジュール炉(SMR)の開発、実証、および導入に向けたパートナーシップへの関心表明(EOI)の募集を開始した。応募締め切りは529日。

統合資源計画(IRP2025では、将来的にSMR導入を掲げており、NecsaEOIを通じて、協働する技術パートナーを特定したい考え。

NecsaのL. タイアバッシュCEOは、「Necsaは利用可能なSMR技術、その成熟度、許認可手続きの経験、導入準備状況に関する詳細な情報を収集し、電力、プロセス熱、およびアイソトープを生産できるSMR技術を実証したい。既存の国内産業の能力や資金調達モデルを評価する機会ともなる。原子力建設プログラムを通じて国内の能力を強化し、グローバルなSMRサプライチェーンへの参画を図り、先進原子力技術の分野において南アフリカを最前線に位置付けるという戦略目標を達成したい」と述べ、次のステップとしては、EOIを通じて選定された候補機関向けに提案依頼書(RFP)の発行を予定していると説明した。

NecsaのD. ニコルズ会長は、「EOIは、構造化された選定プロセスの第一段階。南アフリカの原子力政策とこれまでの実績との整合性、タイムリーな導入に向けた技術成熟度、長期的な事業遂行のための財政基盤、知的財産移転への取り組み、技能・技術の現地化などを考慮しながら、応募者の事前審査を行う」と補足した。

NecsaはSMRプログラムには国内の産業界からの参加が必須として、戦略的パートナーシップにより国内外の専門的な知見を活用していくとしている。416日のEOIの説明会には、南アフリカを含む12か国から54機関が参加したという。

南アフリカの電力・エネルギー省は202510月、IRP2025発表2039年までに約520kWeの原子力発電設備を掲げ、翌11月には同国独自のペブルベッド・モジュール型高温ガス炉(PBMR)の開発計画をNecsaを中心にして再開する方針を発表した。

現在、南アフリカではアフリカ大陸で唯一稼働する原子力発電所であるクバーグ1-2号機(PWR、各97kWe)がそれぞれ1984年と1985年から運転中。1号機は国家原子力規制委員会(NNR)から20447月までの20年間の運転期間延長認可を取得。同2号機についても、204511月までの認可を取得している。

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