島根3号機 規制委審査の説明が一巡 すべての審査項目の確認終了
11 Sep 2026
中国電力は9月10日、2030年度の運転開始を目指している島根原子力発電所3号機(BWR=ABWR、137.3万kW)について、原子力規制委員会(規制委)の新規制基準適合性審査で一通りの説明を終了した。
今回の会合で中国電力は、シーケンス選定[1]重大事故対策の有効性を検証する際、対象とする事故の進展シナリオを選ぶことや確率論的リスク評価(PRA)などの指摘事項に回答。規制側から追加の指摘事項はなく、同電力の三村秀行副社長・電源事業本部長は、これまでの会合での規制側のコメントを踏まえ、適切に補正内容を確認し、品質管理を行った上で補正申請を速やかに行いたいとの意向を示した。翌11日には、これまでの審査内容を踏まえた補正書が規制委に提出された。
今後は、補正書の確認後に、原子力規制庁が審査書案を作成し、規制委がとりまとめを行う。同案については、原子力委員会や経済産業大臣への意見聴取と意見募集(パブリックコメント)が実施され、それらの結果を踏まえて必要に応じて審査書を修正。規制委が了承すれば、原子炉設置変更許可が交付される。
島根3号機の建設に関する本格的な動きは1995年の事前調査から始まり、2005年に着工した。当初は2012年3月の営業運転開始予定だったが、2011年の福島第一原子力発電所事故を契機に、安全対策を講じるなどの対応を実施。2018年に新規制基準への適合性審査に係る原子炉設置変更許可申請を規制委に提出し、現在に至る。
島根県の丸山達也知事は9月11日の定例記者会見で、記者から審査終了の受け止めについて聞かれ、規制委の中で必要とされている審査項目の全てが終了したことは一つの節目であるとし、今後審査書案や意見募集を注視していくと語った。
脚注
| ↑1 | 重大事故対策の有効性を検証する際、対象とする事故の進展シナリオを選ぶこと |
|---|





