原子力産業新聞

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WANO 東京で隔年総会開催

05 Oct 2026

深澤伊弦

千種直樹CEO © @WANOComms/ X

世界原子力発電事業者協会(WANO)の第18回隔年総会が9月29日~30日、東京で開催され、「継続的改善文化の醸成(Fostering a Continuous Improvement Culture)」をテーマに、38の国と地域から400名以上の原子力関係者が参集。業界動向、AIが効率性・生産性に与える影響、グローバルサプライチェーン、SMR(小型モジュール炉)がもたらす機会についてのパネルディスカッションなどが行われた。

WANOの千種直樹CEOは、原子力業界は引き続き高い安全実績を維持しているが、その卓越性を持続するためには継続的な改善が不可欠とし、「WANOと会員は、高度なデータ分析、デジタル技術、そしてAIの活用を進めることで、パフォーマンスの把握、監視、改善のあり方を大きく変革している」と述べ、「今後の重点は、継続的改善を単なる施策ではなく、世界の原子力業界のあらゆるレベルにおける意思決定を支える、深く根付いた考え方として定着させることにある」と強調した。

総会では、国際原子力機関(IAEA)のR.グロッシー事務局長からビデオメッセージが寄せられたほか、経済協力開発機構/原子力機関(OECD/NEA)のW.マグウッド事務局長や世界原子力協会(WNA)のサマ・ビルバオ・イ・レオン事務局長が講演やパネルディスカッションに参加した。

WANOの総裁を務める東京電力ホールディングス(東京電力HD)の小早川智明社長は「原子力は安全を最優先としつつ、低炭素で安定した電源として重要な役割を果たすことがこれまで以上に期待されている」とし、新技術や新しい原子力事業者の参入の波の中で、技術や国が異なっていても、互いに過去の教訓をしっかり学び、活かす必要があると述べた。

次回、2028年の総会は中国・上海で開催され、中国核工業集団(CNNC)がホストを務める予定。

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