原子力産業新聞

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原子力産業セミナー 福岡で開催 全国4会場に584名が来場

20 Oct 2026

中村真紀子

企業の採用活動と学生の就職活動を支援し、原子力産業界への理解向上を図る2026年度「原子力産業セミナー」福岡会場(主催=日本原子力産業協会/協力=九州エネルギー問題懇話会)が10月17日、TKPエルガーラホール(福岡市)で開催された。28の企業・機関が出展し、84名の学生らが訪れた。

地元企業の九州電力の担当者は、数年前まで原子力や化石燃料分野に対して批判的な見方をする学生も少なくなかったが、データセンター需要や環境・エネルギーへの関心の高まりを背景に「最先端でかっこいい」と前向きに評価する学生が増えてきた印象だと語った。近年新卒採用した社員からは、AIを活用した業務自動化など、デジタルネイティブ世代ならではのアイディアが出ることもあり、業界全体を牽引できるリーダーシップのある人材やDX推進など新しい取組みを積極的に切り拓くチャレンジ精神のある人材との出会いに期待を寄せた。

九電産業では、近年理系学生の獲得競争が激化しているのを実感しているとして、インスタグラムなどのSNSも活用しながら学生からの認知度向上を図っている。基本的な業務内容に加えて「人を大切にする」という企業理念に基づいた福利厚生・働き方を前面に打ち出しており、実際にも入社理由として「会社の温かい雰囲気」「人の良さ」を挙げる新入社員が多いことから、理念が体現されていると自負している。同社の担当者は、若い世代に対しては、「原子力産業に携わる人材は電力供給を担うエッセンシャルワーカーとして重要な役割を果たしているとの認識のもと、責任感とやりがいを持って働いてほしい」との思いを述べた。

熊本高専で機械知能システム工学を学ぶ4年生の学生は、ブース訪問で業務内容や福利厚生などについての説明を受け、「働きやすそう」と感じたという。まだ進学するか就職するか迷っているものの、企業の話を聞いてみたいと思って来場したところ、訪問した企業では高専卒と大学卒で業務内容はあまり変わらず、女性社員も多くいることが分かって好印象だったと笑顔を見せた。

今年度の原子力産業セミナーは今回の福岡会場を含め全4会場で開催され、のべ157の企業・機関がブースを出展し、計584名の学生らが参加した。

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