原子力産業新聞

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Leicaの魔力

2019.12.10

治安がいいエリアへ出張する際は、私物のライカを持っていきます。今回のウィーン出張にも、もちろん持参しました。

ライカを取り出すと必ず、「そのカメラ、高いんでしょ?」とは聞かれますが、「そのカメラで撮った写真、キレイなんでしょ?」と聞かれたことがありません。

はっきり言っておきますが、キレイなんですよ、ライカで撮ったスナップ写真は。

たとえば上の写真、Photoshopで現像とかしていない「撮って出しJPG」です。web掲載用にサイズダウン(6MB→300KB)はしてますが、先ほど撮ったばかりの「撮って出し」。これはもう私の腕というよりは、ライカのおかげとしか言いようがない。魔力を感じます。

構図はさておき、色を見てやってください。違うでしょ?なんか匂いまで漂ってきそうでしょ?

あ、機材はM10-DにカールツアイスのBiogon T* 28mm F2.8を付けてます。レンズまではお金が回らなかった。

NIKONのDSLRは大好きで愛用してましたが、「撮って出し」でこうはならない。彼我のエンジニアの技術力に大差はないと思うので、設計思想のようなものが違うのかもしれませんね。

石井敬之

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