原子力産業新聞

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女川2号機が営業運転再開 再稼働後初の定期検査完了

10 Jun 2026

深澤伊弦

女川発電所の防潮堤

東北電力の女川原子力発電所2号機(BWR、82.5万kW)が6月9日、再稼働後初の定期検査を完了し、営業運転を再開した。同機は2024年11月に再稼働(発電再開)し、同年12月に営業運転に復帰していた。

定期検査は今年1月14日から行われ、発電を停止して原子炉本体、原子炉冷却系統施設、原子炉格納施設などの点検に加え、燃料集合体や制御棒の一部取替えを行った。

同機は1995年7月に営業運転を開始。2010年10月に定期検査入りし、2011年3月の東日本大震災により起動作業中のところ、自動停止した。2013年12月に新規制基準適合性に係る審査を申請し、2020年2月に原子炉設置変更許可を取得。2024年5月の安全対策工事完了を経て、同年11月に新規制基準施行後初のBWRとして発電を再開し、同年12月から営業運転を再開した。

特定重大事故等対処施設(特重施設)などの設置期限が、現行制度では本体施設の「設計及び工事の計画認可(設工認)」取得日から5年以内とされている。同機は期限の2026年12月までに特重施設の設置が間に合わず、東北電力が完成を見込む2028年8月まで再度運転停止を余儀なくされる状況にあった。しかし、原子力規制委員会による規則改正が現在進んでおり、改正されれば、設置期限は2029年12月となるため、次回の定期検査が始まる2027年6月頃まで運転を継続できる見通しだ。

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