JAEA 英高温ガス炉開発でロールス・ロイスと連携
19 Jun 2026
日本原子力研究開発機構(JAEA)、英国国立原子力研究所(UKNNL)が進めてきた高温ガス炉開発協力に、ロールス・ロイス社が加わることになった。3者は6月14日、高温ガス炉技術及び高温ガス炉燃料技術に係る協力覚書(MOU)を締結した。正式な調印は高市首相の英国訪問に合わせて、英国首相官邸で行われた。
<JAEAによる発表はこちら ロールスロイス社による発表はこちら>
今回のMOUは英国における高温ガス冷却型先進モジュールの早期社会実装、および被覆燃料粒子の許認可・製造の本格化に向け、研究開発を加速させることが目的。
JAEAの小口正範理事長は「我々の高温ガス炉(HTGR)技術に関する専門知識を通じて、この協力が同技術の早期導入につながり、ネットゼロに向けた重要な一歩となることを期待しています」とのコメントを発表した。
JAEAは高温工学試験研究炉「HTTR」(熱出力30MW、2021年7月に再稼働)の開発実績があり、英国では脱炭素化に向けた先進モジュール炉(AMR)の開発を進めており、その一つに高温ガス炉が挙げられてる。JAEAとUKNNLはこれまで英国政府の高温ガス炉実証プログラムや燃料開発プログラムに共同で参画してきた。
今回のMOU締結で、JAEAは英国での高温ガス炉技術及び高温ガス炉燃料技術の確立・実用化を目指す一方、英国を日本の高温ガス炉実証炉の燃料調達オプションのひとつにし、英国における許認可対応の経験や社会実装の過程で得られる社会科学的知見を日本における高温ガス炉実証炉計画に活かす狙いがある。





