原子力産業新聞

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JSW 原子力向け部材の生産能力倍増へ

17 Jul 2026

原子力発電所向け部材生産を行う室蘭製作所ⓒ日本製鋼所

日本製鋼所(JSW)は7月13日、2029年3月期までに原子力発電所向け部材の生産能力を2026年3月期比の2倍に拡大すると発表した。原子力向け部材を含む素形材・エンジニアリング事業の売上は、2026年3月期に397億円だったが、2029年3月期には680億円を見込む。

同社はこのほど、2024年6月に発表した中期経営計画を見直し、売上高や営業利益の目標を上方修正。それに合わせた各事業の新たな事業戦略も明らかとなった。

JSWは原子力発電所で使用される、原子炉圧力容器の部材や、タービンで使用するローターシャフトを北海道の室蘭製作所で製造している。AIの急速な普及などを背景に、国内外で高まる原子力発電向け需要を見据え、人員増強を行い、省人化・自動化も推進しながら、生産体制を強化する。

同社は、国際エネルギー機関(IEA)の最新の年次報告書「World Energy Outlook(WEO)2025」で、2050年の原子力発電設備容量見通しがWEO2023比で26%上方修正されたことも、需要拡大を見込む要因の一つとして挙げている。

なお、素形材・エンジニアリング事業の営業利益は、2026年3月期の88億円から2029年3月期には160億円を目指す。

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