ポーランド初の原子力発電所 規制当局に建設許可を申請
02 Apr 2026
ポーランド国営原子力事業者であるPolskie Elektrownie Jądrowe(PEJ)は3月31日、国家原子力機関(PAA)に対して、ポーランド初の原子力発電所の建設許可を申請した。
同国北部のポモージェ県ホチェボ自治体内のルビアトボ–コパリノ・サイトにおいて、米ウェスチングハウス(WE)社製AP1000(125万kWe)×3基を建設する計画で、WE社とベクテルの米コンソーシアムが建設を請負う。立地決定や環境条件に関する決定など主要な行政決定はすでに取得しており、同サイトでは2025年以降、建設準備作業が進行中である。
エネルギー省のW. ヴロースナ次官兼戦略エネルギー・インフラ担当政府全権代表は、「今日は、ポーランド初の原子力発電所建設プロジェクトにとって最も重要な日の一つ。1989年以降のポーランドの歴史において、初めてかつ現時点で唯一の申請となる。申請の効率的な処理・評価のため、PAAと長期にわたり綿密に事前認可協議を行ってきた」と語った。
許可申請書は、添付書類を含め4万ページを超え、主に原子力安全および放射線防護の分野の200名以上の専門家が作成に携わった。最も重要な付属文書の一つである予備安全解析報告書(PSAR)では、発電所の設計および建設予定サイトについて詳述。原子力安全、セキュリティ対策、放射線防護、ならびに保障措置に関するすべての要件を満たしていることを示す、技術的および環境的側面からの包括的な分析を実施。また、本プロジェクト遂行に必要な技術的・人的・組織的リソースを有していることを証明する文書などが含まれているという。
PEJは本申請にあたり、計画中の原子力発電所が世界で最も厳しい基準を満たし、住民や環境にとって安全であることに妥協の余地はないと強調している。
なお、PAA長官からの建設許可に加え、ポモージェ県知事による建設許可も必要であり、PEJは2027年に知事に建設許可を申請する計画で、2028年10~12月の着工、2036年の初号基運開を目指している。





