トルコ アックユ1号機が完成
29 Jun 2026
トルコのアックユ原子力発電所1号機(ロシア製PWR=VVER-1200, 120.0万kWe)が6月22日、完成した。同機では同日より、冷態機能試験が開始された。
冷態機能試験を数週間実施し、その後、温態機能試験を経て、原子炉を起動する。
同1号機のスタッフは1,930人で、その40%以上がトルコ人。ロシアの国立原子力大学/モスクワ工科物理大学(MEPhI)などの専門工科大学を卒業し、現在、ロシアのシミュレーターや原子力発電所で研修や実習を受けているという。
アックユ原子力発電所は、トルコで建設中の初の原子力発電所。ロシア設計の第3世代+(プラス)のVVER-1200×4基から構成される、総工費約200億ドルのプロジェクト。同プロジェクトは「BOO(建設・所有・運転)」方式を採用し、ロスアトム傘下のAKKUYU NÜKLEER社がプロジェクト実施主体である。1号機は2018年に建設許可を取得して、着工。2~4号機もそれぞれ2020、2021、2022年に着工している。全4基の運転により年間発電電力量は350億kWh、原子力シェアは約10%に達すると見込まれている。運転サイクルは18か月。原子炉の耐用年数は60年とされ、さらに20年の運転延長も可能とされている。
1号機は今年末までに送電を開始する予定。当初は、トルコ建国100周年となる2023年の稼働開始を見込んでいたが、COVID-19のパンデミックや経済制裁による機器調達への影響などを受けて遅延した。
トルコは2050年までに、アックユ発電所を含め、同国北部のシノップとトラキア地域で大型炉12基(計1,500万kWe)を建設し、さらに小型モジュール炉(計500万kWe)を追加導入して、原子力発電設備容量を2,000万kWeに増強することを目指している。





