原子力産業新聞

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スウェーデン・ブリカラ 日立エナジーと系統連系最適化で協業

14 Jul 2026

桜井久子

ブリカラのステッドマンCEO(左)と日立エナジーのT.ハンソン・スウェーデン事業責任者
© Blykalla

スウェーデンの先進炉開発企業であるブリカラ(Blykalla)社は629日、同社が開発する鉛冷却型の先進モジュール炉(AMR)の導入に向けて、日立エナジー社と長期的な協業の可能性を検討する覚書を締結した。ブリカラ社の先進的な原子炉技術と、日立エナジー社の電化、系統連系、エネルギー業界向けソフトウェアの専門知識を組合わせ、電気および系統連系の最適化を共同で進めていく。

本協業では、系統接続およびネットワーク統合の概念設計、発電所内電気系統の設計、建設・運用に向けたデジタルツールの導入に重点に置き、日立エナジー社は自社ソリューションを小型モジュール炉(SMR)向けの標準ソリューションとして組み込んでいきたい考え。

ブリカラ社のJ. ステッドマンCEOは、「日立エナジー社は当社技術の市場展開を支える重要なパートナー」と述べ、両社はそれぞれの強みである原子炉技術と電気インフラ向けソリューションを組合わせ、持続可能で安全かつ強靭なエネルギーシステムへの移行に貢献すると強調。データセンターやエネルギー集約型産業などへの脱炭素のベースロード電力の供給を通じて、産業の成長を支えたいとしている。

ブリカラ社が開発を進めるAMRは鉛冷却高速炉「SEALER5.5kWe)」。小型のモジュール設計を採用し、出力拡張にも対応する。同社は、独自開発したアルミニウム添加鋼材により、液体鉛環境下での耐腐食性を向上させたとしている。鉛冷却方式については、高い冷却性能や柔軟な立地対応が可能で、産業施設との併設にも適すると説明している。首都ストックホルムの北約200kmに位置するノルスンデット(Norrsundet)に、同国初となる「SEALER」を6基、合計33.0kWeの商用発電所を建設予定

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