加DNNP初号機 原子炉建屋基礎を設置 西側初の商用SMRが本格始動
08 May 2026
加オンタリオ州営電力のオンタリオ・パワー・ジェネレーション(OPG)社は4月22日、ダーリントン新・原子力プロジェクト(DNNP)サイトで、初号機の原子炉建屋基礎となるベースマット・モジュールを設置した。DNNPでは、GEベルノバ日立ニュークリアエナジー(GVH)社製小型モジュール炉(SMR)「BWRX-300」(30万kWe)×4基を建設する計画。
ベースマット・モジュールは直径37m、重量は約953トン。世界最大級のクローラークレーンを用いて、原子炉建屋シャフト地下約35mの所定位置に据え付けられた。原子炉建屋と格納容器構造に共通の基礎となる。カナダで、原子炉建屋基礎をモジュール方式で組み立てるのは初。SMRの「M」(モジュール:Module)を体現するもので、モジュール化鋼・コンクリート複合材である「ダイアフラム・プレート・スチール・コンポジット(Diaphragm Plate Steel Composite)」製の構成部品を、オンタリオ州各地の職人らが製造、溶接、組み立てた。
今回の原子炉建屋基礎の設置により、カナダでは30年以上ぶりとなる新規建設プロジェクトである、SMR初号機の本格建設工事が始動した。
2025年4月、加原子力安全委員会(CNSC)はOPG社にDNNP初号機の建設許可を発給。翌5月にはオンタリオ州政府も初号機の建設計画を承認した。さらに、OPG社は今年3月、CNSCに同機の運転認可(20年間)を申請。2030年末までの送電網接続を計画している。





