日本原燃 劣化ウラン貯蔵能力増強へ事前了解取得
29 Jul 2026
日本原燃は7月24日、青森県と六ヶ所村から、六ヶ所ウラン濃縮工場の新増設等計画書について事前了解を取得したと発表した。同計画書は、安全協定に基づき、5月に県と村へ提出していた。今後準備が整い次第、原子力規制委員会に事業変更許可申請を行う。
今回の計画では、天然ウランから濃縮ウランを生産する過程で発生する劣化ウランの貯蔵能力を増強するため、劣化ウランが充填されたシリンダを置くための置き台を1段積みから2段積みに変更し、さらに空きスペースに置き台を増設する。今回の変更により、シリンダの貯蔵本数は362本増の1,584本となり、最大貯蔵能力に達する時期は2035年1月頃とされている。従来の貯蔵方法のままでは、2028年12月に最大貯蔵能力の1,222本に達する見込みだった。
同社は劣化ウランを将来的にMOX燃料の原料等として利用するために貯蔵しており、ウラン濃縮工場の操業規模の拡大などに伴い、これまでも劣化ウランの貯蔵能力を増強してきた。1988年には210本だったが、1993年の許可取得により1,062本になり、さらに2006年の許可取得で1,222本となった。
現在、ウラン濃縮工場の濃縮能力は年間150tSWU規模であり、今後、遠心分離機の更新作業が完了する2028年度中にさらに300tSWU拡大し、年間450tSWUになる見込み。





