原子力産業新聞

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関西電力 日本初の原子力フィジカルPPA実現へ

13 Jul 2026

深澤伊弦

美浜原子力発電所 ©関西電力

関西電力は7月9日、日本初の原子力の電力を活用したオフサイト型フィジカルPPA(電力購入契約)実現に向け、需要家や小売電気事業者などの法人を対象とした問い合わせ窓口の設置を発表した。

オフサイト型フィジカルPPAとは、発電事業者が電力購入者の敷地外で発電した電力を、一般の電力系統を通じて電力購入者に届ける仕組み。使用電力の脱炭素化に加え、個々の契約にもとづき、価格が固定されるため、市場価格の変動を受けにくく、コストを見通しやすくなる。関西電力はこれまでも同様のPPA事業を行ってきたが、太陽光を中心とするものだった。今回は原子力・水力由来の電力を対象としている。

関西電力で現在稼働している原子力発電所は美浜3号機、高浜1~4号機、大飯3-4号機の計7基。関西電力は原子力・水力を活用することで、季節や天候、時間帯に左右されにくい脱炭素電源を調達できることをメリットとしている。

問い合わせは専用webフォームで受け付けている。

海外では先日、米国の大手電力会社コンステレーション社と小売大手ウォルマート社が、ドレスデン原子力発電所から電力を供給する長期のPPAを締結するなど、PPAをめぐる動きが活発化している。

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