原子力産業新聞

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東北電力 クリアランス資材を建築資材に初の再利用

27 Oct 2026

深澤伊弦

ⓒ東北電力株式会社@Tohokudenryoku/X

東北電力は10月26日、東通原子力発電所(BWR、110.0万kW)構内に増設する倉庫に、中部電力・浜岡1、2号機(BWR、1号機:54.0万kW、2号機:84.0万kW)の廃止措置工事によって生じたクリアランス金属を、建築資材として使用することを発表した。クリアランス金属は鉄筋に加工して再利用し、同日に東通発電所に納入された。 

東北電力ではこれまで、日本原子力発電・東海発電所の廃止措置工事で生じたクリアランス金属を用いたリサイクルベンチを、同社の女川原子力PRセンターに設置するなど活用してきたが、建築資材としてのクリアランス金属の活用は初めて。 

クリアランス金属とは、原子力発電所の運転や廃止措置などに伴って発生した金属のうち、放射線量が極めて低く、人の健康への影響を無視できると国が確認した金属を指す。所定の基準[1]自然界から受ける放射線量の100分の1以下にあたる、年間0.01ミリシーベルトに相当する放射能濃度を満たし、国の確認を受けたものについては、一般の金属と同様に再利用や処分が可能。 

クリアランス金属の再利用は、循環型社会への貢献や、廃止措置の円滑化につながるもので、2025年7月に関西電力も建築資材として使用したほか、2026年2月には福井県で、初めてクリアランス金属が公共工事に活用された。 

脚注

脚注
↑1 自然界から受ける放射線量の100分の1以下にあたる、年間0.01ミリシーベルトに相当する放射能濃度

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