英GBE-Nとロールス・ロイスSMRが契約締結
07 May 2026
英政府系機関 Great British Energy – Nuclear(GBE-N)は4月13日、ロールス・ロイス SMR 社と、小型モジュール炉(SMR)導入に向けた技術設計契約を締結した。
ロールス・ロイスSMR社は2025年6月、英国初の小型モジュール炉(SMR)の導入を目指す英政府により、優先権者に選定され、同社製SMR(PWR、47万kWe)を3基、北ウェールズのアングルシー島ウィルヴァへの建設を計画している。SMRは工場生産方式により、建設工程の効率化が期待されている。2030年4月までの歳出見直し(Spending Review)において、本契約および関連プログラム実施に向けて26億ポンドが割り当てられており、ロールス・ロイスSMR社は今回の契約により、今後、詳細設計や規制当局対応などを進め、将来的な最終投資決定につなげる。一方、英政府の主要投資家で政策銀行であるナショナル・ウェルス・ファンド(NWF)もロールス・ロイスSMR社に最大約5.99億ポンドを投資し、SMR開発を支援することとしている。なお、GBE-Nは今年第1四半期で、オーナーズ・エンジニア契約など、英国の主要企業を含むサプライチェーン全体ですでに約3.5億ポンドの契約を締結しており、英国初となるSMRを納品するチームの構築に向けて準備を進めている。
英政府は、エネルギー安全保障強化の観点から、SMR導入を重視している。同国初のSMRプロジェクトにより、建設の最盛期には約3,000人の雇用を支え、さらに英国全体のサプライチェーンにおいて数千人規模の雇用創出が予想されている。
ロールス・ロイス社は本契約の締結について、「英国初のSMR実現に向けた重要な前進」と評価した。





