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フラマトム 米国で先進炉向け燃料製造を推進

19 Aug 2026

桜井久子

© Framatome/ LinkedIn

仏フラマトム社は723日、同社が米ワシントン州で操業するリッチランド燃料製造施設で濃縮度10%までの燃料製造を可能にするライセンス修正申請(LAR)を米原子力規制委員会(NRC)が承認したことを明らかにした。これにより米国内での先進炉向け燃料の生産能力を拡大し、小型モジュール炉(SMR)やマイクロ炉を含む次世代炉の導入加速を支えていく方針。

フラマトム社は20249月、LARNRCに提出。今回の承認は、同サイトで乾式転換プロセスを活用し、六フッ化ウラン(UF6)を酸化ウラン(UO2およびU3O8)粉末への転換を可能にするもの。同工程で製造される燃料は、既存の軽水炉燃料よりもさらに高い濃縮度を必要とする原子炉向けで、TRISO3重被覆層燃料粒子)燃料の製造も含まれる。今年5月には既存の軽水炉市場向けのLEU+(濃縮度5%超の燃料)製造を可能にするライセンス変更の承認NRCから得ており、燃料交換サイクルの延長を含む、安全で信頼性の高い経済的な燃料サイクルを支援していく。

2025年9月、フラマトム社は米国内唯一の独立系TRISO燃料製造事業者であるスタンダード・ニュークリア社と、特定の炉型に限定しない合弁企業を設立している。SMRやマイクロ炉を含む先進炉の開発・運転事業者向けのTRISO燃料の市場投入が目的。今回の承認を受け、予定通りにリッチランド・サイトで設備の試運転を開始し、年間数トン規模のTRISO燃料を生産する。現在の生産能力から大幅な増産となるという。同サイトでは現在の需要に応えるため、2027年にUO2粉末およびTRISO粒子の製造開始を予定している。

さらにフラマトム社は、将来的には濃縮度20%までのHALEU燃料を製造する計画である。米エネルギー省(DOE)に対し、HALEU導入に向けた支援金の申請をしており、必要な設備やシステムはすでに設計・解析済みのため、追加のライセンス修正も迅速に進められると見込んでいる。

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