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スウェーデン 鉛冷却高速炉による商用発電所計画を申請

26 May 2026

桜井久子

ノルスンデットに建設予定の発電所完成予想図
© Blykalla

スウェーデンの先進炉開発企業であるブリカラ(Blykalla)社は518日、首都ストックホルムの北約200kmに位置するノルスンデット(Norrsundet)に、同国初となる先進炉を採用した商用発電所を建設するため、スウェーデン政府に申請書を提出した。同社製鉛冷却の先進モジュール炉(AMR)「SEALER5.5kWe)」を6基、合計33.0kWeを設置する計画だ。

ブリカラ社は、イェヴレ市(Gävle)にある産業遺産の地であるノルスンデットを建設地として選定。既存の港湾、重要なインフラを活用し、地域の電力不足への対応も視野に入れている。計画は、土地・環境裁判所やスウェーデン放射線安全局(SSM)などによる審査を経るほか、イェヴレ市の承認も必要となる。

SEALERはブリカラ社が開発を進める鉛冷却高速炉。小型のモジュール設計を採用し、出力拡張にも対応する。同社は、独自開発したアルミニウム添加鋼材により、液体鉛環境下での耐腐食性を向上させたとしている。鉛冷却方式については、高い冷却性能や柔軟な立地対応が可能で、産業施設と併設にも適すると説明している。

ブリカラ社は、米先進炉開発企業オクロ社とも協力関係にあり、米国市場での展開も視野に入れている。両社は中性子解析や熱水力解析などで連携している。

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