ニュークレオ 米企業と再処理技術で提携
24 Jun 2026
仏に拠点を置く先進炉開発企業のニュークレオ(newcleo)社は6月17日、米国の先進原子力技術企業シャイン・テクノロジーズ(SHINE Technologies)社と米国における使用済み燃料の再処理技術の推進を目的とした提携で合意した。今回の提携により、原子力発電で発生する使用済み燃料に含まれる有用な核物質を回収・再利用し、米国でのクローズド・サイクルの構築をめざしている。
今回の合意は、両社の技術プラットフォームを相互補完するもの。シャイン社は使用済み燃料からウランやプルトニウムなどの有用物質を抽出する効率的かつ核拡散抵抗性に優れた再処理技術の開発を進めており、オラノUSA社との共同開発により、2030年代初頭に年間100トンの使用済み燃料の再処理能力のある商業パイロット施設の稼動を計画している。一方、ニュークレオ社は回収された核物質を原料とするMOX燃料(ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料)の製造技術と、その利用による鉛冷却高速炉(LFR)の開発を進めており、米国市場への参入も視野にいれている。今回の提携により、シャイン社が回収した核物質をニュークレオ社の燃料サプライチェーンへ組込み、ニュークレオ社のLFRから発生する使用済み燃料を再びシャイン社が再処理するモデルを評価する。また、米政府による資金支援制度の活用や、使用済み燃料の備蓄が戦略的優先課題となっている米国および欧州連合の双方において協力の機会を共同で検討する方針である。
両社は使用済み燃料の有効活用によリ、放射性廃棄物の量と長期的な環境負荷とコストを低減させ、次世代炉向け燃料の安定供給の実現に貢献したい考えだ。





