原子力産業新聞

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規制委 運転中保全の計画的実施へ審査基準改正案

03 Sep 2026

深澤 伊弦

ⓒ原子力規制委員会

原子力規制委員会は9月3日、実用発電用原子炉およびその附属施設における発電用原子炉施設保安規定の審査基準の一部改正案を公表。パブリックコメントの募集を開始した。

現行の審査基準では、運転中保全(OLM)[1]米国での呼称:On-Line Maintenance(OLMについて、やむをえない場合を除いて、能動的に実施することが許可されていない。一方、原子力エネルギー協議会(ATENA)からの提案を受け、2025年4月から複数回にわたりOLM実施の現場実証が行われてきた。これらを踏まえ、2026年3月の原子力規制委員会で、AOT(Allowed Outage Time)[2]運転上の制限を逸脱した場合に要求される措置の完了時間の範囲内でOLMを計画的に実施することが了承された。今回の改正案では、OLMを計画的に実施することを許容した上で、その際に事前に講ずるべき措置を規定する。

改正案には、施設管理実施計画に基づきOLMを実施する場合、①AOT内に完了すること、②保全作業中に必要な安全措置を講じること、③あらかじめ確率論的リスク評価(PRA)等を用いて、安全措置の有効性を検証しておくことが規定されている。

さらに、原子力規制庁の検査官が検査実施時に使用する基本検査運用ガイドにもOLM実施時の検査実施手順を新設する。

パブリックコメントはwebまたは郵送で受け付けており、募集期間は10月2日まで。

 

脚注

脚注
1 米国での呼称:On-Line Maintenance(OLM
2 運転上の制限を逸脱した場合に要求される措置の完了時間

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