原子力産業新聞

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原子燃料の国際会議「TopFuel2026」開催 日本では12年ぶり

22 Oct 2026

佐藤敦子

12年ぶりの日本開催となった「TopFuel2026」

原子燃料の性能や安全性などを議論する国際会議「TopFuel2026」が10月12~15日、品川インターシティホール(東京都)で開催された。日本での開催は2014年の仙台以来12年ぶり。欧米やアジアなどから研究者や技術者らが参加し、軽水炉燃料の性能向上や事故耐性燃料、次世代炉向け燃料の研究開発などについて議論した。参加登録者は400人を超え、過去最多となった。 

TopFuelは、欧州原子力学会(ENS)、米国原子力学会(ANS)、日本原子力学会(AESJ)などが連携して毎年開催。従来は軽水炉燃料が中心だったが、2025年から高速炉や高温ガス炉などの次世代炉向け燃料にも対象を広げている。 

次世代炉燃料に関するセッションでは、米アイダホ国立研究所(INL)が、人工知能(AI)を活用した燃料研究データの管理・分析手法を紹介した。過去25年以上にわたる超ウラン元素(TRU)を含む燃料の研究データをAIで整理し、効率的に検索できるデータベースを構築。また、米エネルギー省(DOE)の「ジェネシス・ミッション」に関連し、AIと解析ツールを組み合わせて燃料開発や原子炉設計を支援する技術の開発も進めていると報告した。こうした技術により、燃料開発や適格性評価に要する期間の短縮を目指している。 

実行委員長を務めた電力中央研究所の尾形孝成シニアエキスパートは、本紙の取材に対し、日本からの研究発表について、2014年の日本開催では福島第一原子力発電所の燃料デブリに関するものが目立った一方、今回は事故耐性燃料に関する発表が多かったと振り返った。事故耐性燃料については、福島第一原発事故を契機に各国で開発が進み、実用化に向けて研究が成熟してきたとの認識を示した。 

会場では企業展示やポスターセッションも行われ、国内外の燃料メーカーや重工メーカー、研究機関などが出展した。 

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