バングラデシュ ルプール1号機が初臨界達成
13 Oct 2026
バングラデシュのルプール原子力発電所1号機(PWR=VVER-1200、120.0万kWe)が10月11日、初臨界を達成した。今年4月28日に燃料装荷が開始され、10月8日にバングラデシュ原子力規制庁(BAERA)が初臨界に向けた最終承認を与えていた。同発電所はロシア国営原子力企業ロスアトムの協力を得て建設された、同国初の原子力発電所。
同機は2017年11月、同型の2号機は2018年7月に着工。1号機は今後、各出力段階で原子炉設備の試験を行い、11月末までに送電網に接続される予定。両機の稼働により、同国の電力需要の約10%をまかなう見込みである。
ルプール原子力発電所は、首都ダッカから160kmにあるパブナ地区のガンジス川東岸に位置する。バングラデシュ原子力委員会(BAEC)が所有し、運転者は原子力発電法に基づき設置されたバングラデシュ原子力発電会社(NPCBL)。BAECとロスアトムは2011年11月、ルプール発電所建設に関する政府間協定を締結。2015年12月、BAECとロシアのエンジニアリング企業のアトムストロイエクスポルト(ASE)社間で、建設契約(総額126.5億ドル)が締結された。ロシアが総建設費の約90%を融資している。VVER-1200は第三世代+(プラス)設計のロシアの原子力輸出の旗艦炉。ロシア(4基)、ベラルーシ(2基)で運転中。また、ロシア(2基)、エジプト(4基)、ハンガリー(2基)、トルコ(4基)、中国(4基)で建設中である。カザフスタンでは、2基建設に向けてエンジニアリング調査が進行中である。





