原子力産業新聞

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NUMOが寿都町・神恵内村に交流センターを開設

26 Mar 2021

神恵内交流センター(NUMOホームページより引用)

原子力発電環境整備機構(NUMO)は3月26日、高レベル放射性廃棄物の最終処分地選定に向け文献調査を実施している北海道の寿都町と神恵内村にそれぞれ、対話・広報の拠点となる「NUMO寿都交流センター」、「NUMO神恵内交流センター」を開設した。〈NUMO発表資料は こちら

寿都交流センター(NUMOホームページより引用)

交流センターには、NUMO職員を常駐させ、地域の要請に応じた問合せにきめ細かく対応していく。また、同日、両センターを支援する「札幌事務所」も開設された。

実施中の文献調査に関連し、総合資源エネルギー調査会の原子力小委員会で3月22日、今後の主な課題として、(1)当該2自治体での対話活動、(2)周辺自治体も含めた地域での対話活動、(3)全国のできるだけ多くの地域での文献調査の実現、(4)技術的信頼性のさらなる向上――があげられている。現在、NUMOでは、寿都町・神恵内村に、地層処分の仕組みや安全確保の考え方、文献調査の進捗状況、地域の発展ビジョンに資する取組について意見交換を行う「対話の場」(住民20名程度で構成)の立ち上げに向け、自治体との調整を行っているところだ。

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