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米Xエナジー セントラスとHALEU供給契約を締結

18 Aug 2026

桜井久子

© X-energy/ X

先進炉および燃料技術開発に取組む、米Xエナジー社は86日、米ウラン濃縮事業者のセントラス・エナジー社と、高純度低濃縮ウラン(HALEU)および低濃縮ウラン(LEU)の濃縮サービスに関する長期供給契約を締結した。本契約により、Xエナジー社の高温ガス炉「Xe-100」(8kWe)の燃料調達リスクが大幅に軽減されるほか、同社が計画する計1,150kWeの商用炉展開に向け、初期燃料需要の一部を賄うHALEUの確保につなげる。

セントラス社がオハイオ州パイクトンにある米国遠心分離プラント(ACP)で濃縮したHALEUを、Xエナジー社傘下の燃料製造会社TRISO-X社がテネシー州オークリッジで操業する燃料製造施設でTRISO3重被覆層燃料粒子)燃料に加工する。

Xエナジー社はHALEU燃料の代金を前払いし、セントラス社の生産能力拡大を資金面で後押し。セントラス社はACPの大規模拡張も計画しており、数十億ドル規模の民間資本に加え、米エネルギー省(DOE)から今後10年間にわたる9億ドルの随時受注契約を活用する方針である。セントラス社のA. ベクスラーCEOは、本提携にあたり、国内燃料サプライチェーンを強化し、先進炉開発業界にとって懸念事項であった濃縮問題の解消に貢献していく考えを示している。

Xエナジー社は現在、米化学大手ダウ・ケミカル社とAmazon社、英エネルギー企業セントリカ社と計1,150kWeの商用Xe-100プロジェクトを進めている。HALEUの商業生産が立ち上げ途上にある中、今回の契約により、プロジェクトの進展に合わせてHALEUの生産を段階的に拡大し、初期案件の一部への安定供給につなげる。なお、ダウ社のテキサス州にあるシードリフト・サイトに建設される初号機(FOAK=first of a kind)プロジェクトとなるロング・モット発電所(Xe-100×4基採用)に必要なHALEUについては、Xエナジー社はすでにDOEHALEU供給確保プログラムを通じて供給枠を確保している。

Xe-100で使用するHALEUはウラン235濃縮度約15.5%で、Xe-100TRISO燃料の原料となる。従来の5%未満のLEUに比べ、高温運転や長い運転サイクルなどを可能にし、発電だけでなく産業用熱供給にも適したXe-100の性能を支える。

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